ベネズエラのイタリアン・レストラン8
昨日男の弟子2人と一緒に、ここプエルト・ラ・クルスでイタリアン・レストランに行った。オーナーは新聞を読んで私のことを知っていて、非常に敬意を払ってくれた。オーナーは英語ができないし、うちの弟子のスペイン語といったら「大したもの」で、お互い理解することができなかった。コーヒーにミルクを入れて、と注文したが、通じずにミルクなしのコーヒーが来た。それで弟子2人は外に出て、店で牛乳を買ってきた。2人はオーナーに「レチェ(牛乳)」と言ったのだが、発音がひどかった。オーナーは2人が牛乳を手にレストランに戻ってきたのを見ると、「ノーグッド!」と言い、温めたミルクをコーヒー用に持ってきてくれた。
レストランの音楽のうるさかったことといったら!「音を小さくしてもらえませんか?」と頼むと、従業員が音を下げてくれた。オーナーは食事はどうかと聞きに我々のテーブルに2回か3回やって来た。それから私のことをずっと見つめていた。興味津々だった。彼も私たちと話せないし、私たちも彼と話せない。でも私たちが来て実にうれしそうだった。
TCE 16. 1984年1月8日↩
Sri Chinmoy, 私の紅茶とコーヒー体験談, Agni Press, 2009