バミューダのルームサービス5
夜の10時頃ルームサービスを頼んだ。コーヒー、フライドポテト、冷製スープにサラダだ。注文を取った女性スタッフは、サラダにドレッシングは何がいいかと聞いてきた。「さあ、わからないので何でもいいですよ。」
「お客様おいくつですか。」
「50ですが。」
「おじいちゃん、ロシアン・ドレッシングにしましょう。ロシアに連れて行ってあげましょう。」
「ロシアか。行けたらどんなにいいだろう!」こうやってジョークを交わした。
30分でお届けに上がります、と女性スタッフは言った。1時間経ったところで電話をし、「注文をキャンセルしてください。もう随分遅いし。」と言ったのだが、今持って行ったところだからと言われた。やっと食事がきたが、あいにくまずかった。
請求書を渡されたのだが、見ずにサインした。朝になって17ドル50セント(約1900円)も取られたと気づいた! なぜ? サービス料金がかかったからだ。
TCE 13. 1982年1月↩
Sri Chinmoy, 私の紅茶とコーヒー体験談, Agni Press, 2009