ニコルと神の会話
「ニコル、うれしそうだね。何があったの?」「神様、今日ね、グルがおうちに来たんだよ。遊びに来たんだよ。祝福してくれたの。だからほんとに嬉しいの。」
「君のグルはどこに住んでるの?」
「アメリカ。ジャマイカには年に2回か3回来るの。グルがわたしのお家に来たんだよ! 今日グルが祝福してくれたんだよ! わたしのグルだよ!」
「ニコルはグルに祝福してもらうとどんな感じがするの?」
「グルが祝福してくれるとね、グルと同じくらい良い子になった気分になる。自分を見るとグルと同じくらい立派になった気持ちになる。」
「えらいねえ、ニコル。じゃあ教えて、君はいつもグルと同じくらい良い子、グルと同じくらい立派な子でいたい?」
「うん、うん。どうしたらグルみたいに、いつも良い子でいつも立派でいられるのか教えて。」
「じゃあ毎日グルの写真の前で瞑想するといい。グルはいつも、私にニコルのことを話してるって思ったらいいよ。」
「神様、それならすごく簡単。今日から、グルはいつもわたしのことを神様に話してるんだって思うようにする。」
「それなら絶対に君はグルのように良い子で立派でいられるよ。」
「神様、ありがとう。ありがとう。」
Sri Chinmoy, 子供と神の対話, Agni Press, 1971