ジャーナ・カラ展

 ボンにある実に美しいミュージアムで、私の絵画の展覧会があった。ハーバード大学教授を含む多くの要人が集まっていた。このハーバード大教授は非常に良い人柄の年配の女性で、私の絵をとても気にいってくれた。

 館長がやってきてゲストブックを差し出し、
「どうぞサインと、何か一筆お願いいたします。」と頼まれた。

「何か一筆」とはどういう意味だろうか? 私は丸1ページ分記すと、館長は嬉しそうだった。この方も教授だった。非常に良い経験をした。