宣託の光、バガヴァッド・ギータ
1.
インドのバガヴァッド・ギータそれは
無限に美しい啓示
2.
インドのバガヴァッド・ギータそれは
永遠に清らかな切望
3.
インドのバガヴァッド・ギータそれは
不滅の奥深き満足
4.
アルジュナは上昇する人類の
切望の叫び
主クリシュナは
下降する神性の
慈愛の微笑み
この両者が分かち難く
永遠にひとつとなった
5.
アルジュナは人間の兵士だった
ゆっくりと着実に進歩する
人類の代表であった
6.
主クリシュナは神聖な司令官だった
素早く完璧な神性の
具現化であった
7.
いとこ同士 —クリシュナとアルジュナ
友人同士 —
クリシュナとアルジュナ
師と弟子
8.
いとこ同士の二人は深い愛で結ばれていた
9.
友人同士の二人はお互いを大いに愛し
必要としていた
10.
師と弟子の二人はお互いを信じられないくらい
愛し、必要とし、満たしていた
人間の切望の世界と
神性の体現の世界で
11.
バガヴァッド・ギータ巡礼はアルジュナの怯える体、
無力なバイタル、混乱のマインド
光なきハート
で始まる
12.
ゆっくりと、着実に、慈愛を込め、そして祝福一杯に
主クリシュナはアルジュナを鼓舞した
万物の命の心核に
超越の真実を確立すべく
主の最高に選ばれし道具となれるように
13.
アルジュナとその魂からの愛に主クリシュナの先見の眼は
満足した
14.
アルジュナとその息をのむ献身に主クリシュナの慈愛の心は
極めて満足した
15.
アルジュナとその無条件の明け渡しに主クリシュナの究極の存在は
果てしなく満足した
16.
ヴェーダを学ぶと心の中に
インドの蓮の花が
咲いているのが見える
17.
ウパニシャッドを学ぶとその蓮の花が
美しく私を照らしているのが
見える
18.
バガヴァッド・ギータを学ぶとその蓮の花が
芳しく私を満たしているのを
感じる
19.
ヴェーダの舟に乗り込むと船頭は
広大な平和の岸へと向かう
20.
ウパニシャッドの舟に乗り込むと船頭は
自由と光の岸へと向かう
21.
ギータの舟に乗り込むと船頭は
悟りと歓喜の岸へと向かう
22.
マハーバーラタは「現実」の身体
23.
ギータは「現実」の心
24.
アルジュナは「現実」の
退行と進化の魂
25.
主クリシュナは「現実」の
究極の体現のゴール
26.
クリスチャンにあなたの聖典は何かと聞いたら
すぐに「聖書です」
と答えるだろう
27.
仏教徒にあなたの聖典は何かと聞いたら
すぐに「法句経(ダーマパダ)です」
と答えるだろう
28.
シーク教徒にあなたの聖典は何かと聞いたら
すぐに「アーディ・グラントです」
と答えるだろう
29.
ユダヤ教徒にあなたの聖典は何かと聞いたら
すぐに「タルムードです」
と答えるだろう
30.
イスラム教徒にあなたの聖典は何かと聞いたら
すぐに「コーランです」
と答えるだろう
31.
ところがヒンズー教徒にあなたの聖典は何かと聞いても
可哀想に
ためらいの海に
さまよわせてしまう
32.
他の宗教と違いヒンズー教の聖典は
複数ある
四冊のヴェーダの海
百八冊のウパニシャッドの森
沢山のプラーナ
チャンディ(聖母の栄光)
そしてバガヴァッド・ギータだ
33.
しかし同じヒンズー教徒にその数ある聖典の中で
自分の切望の心と
献身の人生の
一番奥深くの琴線に触れるのは
どれかと聞けば
即座に「天界の歌バガヴァッド・ギータです」
と答えるだろう
34.
バガヴァッド・ギータを学べば主クリシュナの祝福を受ける
35.
バガヴァッド・ギータを生きれば主クリシュナを自らのもの、真に自らのものと
宣言できる
世界の隅々に轟くまで
36.
バガヴァッド・ギータ宣託の光を体現すれば主クリシュナは全てを与えてくれる
その無限の全てを