質問: これまでに赤、白、青、そして黄色の光を何度も見ました。この光の意味を教えていただけますか。

シュリ・チンモイ: 赤は神の躍動的な側面で、あなたはその神聖な力を自分の内側に見ています。神聖な力である赤色が自分の中に入ってくると、活力を得ます。内側を力が流れるのです。

そして白は純粋の色です。周りと上の全てに白が見えたら、自分の肉体の存在全体が純粋さで溢れていると感じます。あなたが不純というのではないのですが、頭頂から足先まで自分の存在全体に白が見える時、純粋になります。薄青色が見えたら、無限が自分の熱望の意識の中に入ってきていると感じてみてください。「無限」を単に頭の中の一つの言葉として考えることはできません。マインド(頭)は 長い距離を想像し、そしてそれをほんの少し先まで伸ばして終わりです。しかし魂で熱望すると、意識を真に、無限そのものまで広げることができます。無限は、果てしなく翼を広げ続ける鳥のように広がり続けます。青が見えたら、自分の意識が無限へと広がり、無限があなたの熱望の意識へ入ってきていると感じてみてください。この薄青色はインド最高のスピリチュアル・マスター、主クリシュナの一番好きな色です。

さてあなたが黄色と呼んでいる色は内的ヴィジョンを使うと、実は金色だとわかります。この金色は最高の意識の領域から来たものです。体現の領域でこの金色を見ると、完全な赤色の時があります。一方源に行けば完全な金色です。体現は天ではなく、ここ地球の意識の中で起こります。この金色が最高の領域から始まる時は体現の色です。そして地球に触れると赤くなります。色が見える理由は二つです。真の高みへの熱望と、神々そして最高なる絶対神からの恩寵です。

インドにはカーリー、マハカーリーという女神がいます。私は神のこの母神の側面が本当に好きです。この母神が人間のバイタルの世界へ入っていくと、そこは感情と混乱で溢れており、母神の金色が赤くなります。なぜならカーリー母神は我々の人生にある不完全、限界、邪悪な力を全て破壊しているからです。霊的世界では純粋な黄金色に見えるものでも、バイタルの世界では赤く見えます。

真実の熱望者一人一人に、西洋で「守護天使」と呼んでいる存在がいます。神はいつでもおられるのですが、私たち一人一人にもそれぞれの守り神が一人あるいはそれ以上います。あなたの場合、光が見えたらそれは、天使があなたを守り導き道案内するために光を見せているのだと感じてください。

私は天使については何も語れません。天使の名前さえ知らないのですから。でもあなたがインドで転生していた時は、カーリー母神があなたの守り神でした。これまでにインドで転生したことのある人は皆、必ずインドの守護神がいます。インド人によると、唯一絶対神の存在とは別に、宇宙の神々と半神がいるとされています。「魂の数だけ神がいる」と言われています。インドの精神的観点から言うと、あなたの守護神はカーリー母神です。あなたの性質の中でスープリームの力の側面が優勢だからです。これはあなたが人類つまり神の創造物を愛さない、ということではありません。愛や喜びを捧げるのですが、人類への愛をダイナミックな力を通して表現します。愛は完全に純粋ですが、力を通して表現されるのです。愛を通して力を表現することもまた可能です。