質問: 魂が体から出る感覚を目標とすべきですか。その場合魂が戻って来なかったら体はどうなるのですか。
シュリ・チンモイ: 瞑想中に意識を体の外に持ってくるようにと言いますが、その体を死なせたり破壊したいわけではありません。限界がある意識を体から出し、それを普遍の意識に投げ入れなければならない、ということです。私たちが目指すのは有限から出て無限に入っていくことです。瞑想中全てに行き渡る平和、喜び、至福、そして力を感じます。これは通常は感じないことです。体のことを思うとすぐに限界が来ます。牢獄にいるのです。身長はたかだか百数十センチです。しかし魂のことを思うとすぐに無限、永遠、不滅を四方に感じます。
高く、より高く、最も高いレベルの意識に対しては、二つの考え方があります。もしその人が世の中で、世の中のために働きたいなら、どんな高みへ行ったとしても、神はまたあなたが世の中に戻ってくる機会を与え、保証してくれます。そのシーカー(真実の探求者)に神のために働き、ここ地球で神を体現してほしいと思われているからです。しかしここ地球で体現することを望まないのなら、より高い世界にとどまる機会を与えられます。その人の魂は体に戻ってくる必要はありません。
体に魂を戻す事を考える必要はありません。世のために働くなら、瞑想を通して帰ってこれるように、神御自身が障害物なしの陽光の道を開いてくれるでしょう。瞑想で魂、または意識が体から外に出ますが、再び戻ってきます。あなたは世の中を受け入れ世の中のために働きたいと思っているので、どこへ行こうとも、最高の高みへ連れて行ってくれた瞑想が、再びその高みからあなたを連れて帰ってきてくれます。ここ地球で神性を現し満たすために。
Sri Chinmoy, 瞑想:神が話し、私が聞く part 2, Sri Chinmoy Lighthouse, 1974