質問: 瞑想、集中、観想そしてアスピレーション(高みへの熱望)に関する本でお勧めのものはありますか。
シュリ・チンモイ: 誰か特定のスピリチュアル・マスター(魂の師)の道を行きたいと思っていますか? なぜかと言うと、精神性は非常に広大で多岐にわたるテーマです。自分が献身の道を行きたいのか、それとも純粋で抽象的な概念を通して学びたいのかを知る必要があります。どの道を行きたいのか知らないといけないということです。そうすれば読んだ本から最大限の益を得ることができますが、そうしなければ勉強しても時間の無駄になるかもしれません。インドの偉大なスピリチュアル・マスターであるシュリ・ラーマクリシュナに興味があるなら、あるいはヴェーダーンタやウパニシャッドの道を学びたいのなら、シュリ・ラーマクリシュナの愛弟子ヴィヴェーカーナンダの書いた精神的な書物や、他の弟子の書いた本を何冊か読んだらよいでしょう。インテグラル・ヨーガの道を行きたい、つまり統合的受容を学びたいのなら、シュリ・オーロビンドの著作を勉強したらよいでしょう。精神的観点から学びたいのなら、インドの元大統領ラーダクリシュナン博士の本を読んだらいいと思います。彼の本を読むことでインドの思想が明確になるでしょうし、インドの奥深い教えを理解する助けになるでしょう。集中、観想、瞑想に興味があり、何百年も前に使われた具体的なやり方を知りたい、そして瞑想の秘訣を知りたいなら、カピラのサーンキャ・シャストラと、パタンジャリのヨーガ・スートラを読んだらよいでしょう。瞑想だけでなく知的情報も得ることができます。
Sri Chinmoy, 瞑想:神が話し、私が聞く part 2, Sri Chinmoy Lighthouse, 1974