ジャーディンと神の会話
「神様、わたしね、グルが好きじゃないの。」「どうして好きじゃないのかな?」
「だってグルはわたしのことが嫌いだから。」
「じゃあグルは誰が好きなの?」
「妹のタラのことが好きなんだよ。」
「妹はいくつ?」
「二つ。」
「ジャーディンはいくつ?」
「わたしは五つだよ。とにかく、グルがきらい。だってグルはジェニファーのことが大好きだから。」
「ジェニファーはいくつ?」
「たぶん4ヶ月。」
「ジャーディン、自分よりずっと年下の女の子2人にやきもち焼いてるの? お父さんとお母さんは君よりずっと年上でしょう。なのに君にやきもち焼いていないよ。グルが君にずっと微笑んでいるのに、君はグルのことを見ようともしないでしょう。君はグルの写真を見るときに、愛も喜びもないでしょう。でもジェニファーやタラはグルの写真を見るとすごく嬉しくなるんだよ。グルから喜びや愛が欲しいのなら、グルの写真を愛と喜びいっぱいの気持ちで見ないとね。」
「神様、そうします。」
「そうしたら、グルがジャーディンのことを好きで愛してるって感じるようになるよ。」
Sri Chinmoy, 子供と神の対話, Agni Press, 1971