ボール拾い
ザトペックはアバリタとの会話で、私とセンターのことを何度も話していた。テニスをしに行った時は、やってきて私たちがプレイするのを見ていた。奥さんは自分の教え子の一人に会いに行っていた。今はコーチになっている人らしい。ザトペックは1時間以上も私たちのゲームを見ていた。他に全然いい選手がいなかったので、私はヨーロッパの弟子たちを皆打ち負かし、素晴らしいプレイをしているように見えた。4、5回、観戦しながら走ってボール拾いをし、サーブ側に投げる係に手渡してくれた。本当にゲームを楽しんでいたようだったが、彼自身はプレイしなかった。
ザトペックも奥さんも実に良い人で、全てが完璧にうまく行った。お二人とも訪ねてきたことを本当に嬉しがっていたし、私たちもお二人を迎えられて本当に嬉しかった。弟子達のことを気にいってくれ、本当に本当に深く感動していた。
Sri Chinmoy, 挨拶(1〜4), Agni Press, 1981