質問: 貴方のされている「ひとつの心で世界を持ち上げる」プログラムについて教えていただけますか。

シュリ・チンモイ: 世界全体と一体感を表現する方法は本当にたくさんあります。一人一人のやり方があると思います。私の場合、このやり方で役に立ちなさいと、自分のインナー・パイロット(内的導き手)に言われました。それは頭上に人を持ち上げることです。サッカーの試合では選手の一人がゴールを決めると、その選手の活躍を皆で喜び、その喜びを表現するためチームメイトが胴上げします。

このプログラムの場合も同じです。世界向上のため善いことをした人たちがあらゆる分野におられます。その人たちのお役に立つのは自分の絶対の義務だと感じています。世界全体に対して大きく貢献した方々に喜んでもらいたいのです。両腕あるいは片腕でその方たちをリフティングします。この方法で長年かけ7000人の方々を持ち上げてきました。その中には大統領や首相、著名な方々も含まれます。ネルソン・マンデラ大統領、デスモンド・ツツ大司教、ラヴィ・シャンカール、モハメッド・アリなどです。

子供たちもリフティングします。子供たちは未来であり、また八十路を超えた方々も何人かリフティングしてきました。インドネシアでは、100歳を超えた女性を一人リフティングしました。100歳以上長生きできる人はあまりいませんよね? この方も素晴らしいことをしてきたのです。「長寿」を皆に見せてくれました。

とにかく誰かが何か他の人にない独特なことをした場合、その人を讃えたいのです。ノーベル賞受賞者、科学者、政治家。皆が同じ家族の一員です。その中にはすでに自らの能力で世界に貢献した方々もおられます。その方たちの助けになりたくてリフティングし、感謝と賞賛の気持ちを表現します。一方まだ蕾の方たちもおられます。人類の子供たちです。まだ完全に花開いてはいませんが私たちの未来です。ですから全力で応援している気持ちを捧げ、その子たちもリフティングします。

中国滞在中に、中国の心と魂のお役に立てることを願っております。