質問: 貴方がおっしゃったことに、「初心者にとって、瞑想は一番高い現実に思えるかもしれません。しかし上級者になると、瞑想はただ最高の現実へ導いてくれるものに過ぎない、とわかります。」というのがありますが、これについてもう少し説明していただけますか。

シュリ・チンモイ: 瞑想は道であると同時に、ゴールでもあります。最初は、瞑想は階段の役割を担います。ある高さまで行くには階段が必要です。するとのちに、瞑想は一番高い所へ導いてくれるだけではなく、実際に最高の高みを体現しているのだとわかる時が来ます。神は船であり、船頭であり、道であり、ゴールでもある、と言いますが、瞑想も全く同じように説明できます。瞑想で上へ、上へ、上へと行きます。そしてついには、瞑想自体に自分がなります。この瞑想は普遍の光、普遍の歓喜、創造主たる神、創造物たる神を全て同時に包含しています。