質問: 注目されることについてどのように感じていますか。時々それが邪魔になりませんか。

シュリ・チンモイ: いいえ。というのも、注目されているのは私ではないとわかっているからです。私がしているのではありません。愛や称賛をくれる人がいるなら、受け取っているのは私の中のインナーパイロットだとわかっています。私はただの道具です。

質問: シュリ・チンモイではないのですか。

シュリ・チンモイ: シュリ・チンモイではありません。私の受容力に応じて、能力に応じて、自らを私の中で私を通して体現している「唯一の存在」がおられます。ですから私のことを褒めて下さるのなら、その賞賛を受け取るべき存在は私でないとわかっています。私ではないのです。貴方が評価して下さった能力を私にくれた「存在」がいて、私ではなくその「人」こそが賞賛を受けるに値します。

行為者は私ではありません。私はただの道具、通り道です。ですから称賛が来ても、それは私ではなく直接その源に行きます。

質問: つまりその源がどれだけ成し遂げたかということでしょうか。

シュリ・チンモイ: そうです。私の能力と受容力にかかっています。私の中で私を通して自らを体現しようとし、私にインスピレーションを与えてくれるその「存在」をインナーパイロットと呼んでいます。貴方の賞賛は直接インナーパイロットに行きます。

質問: 神との特別なその関係を、子供時代からずっと持っていらしたのですか。

シュリ・チンモイ: 祈り瞑想し始めたのは4歳の時でした。今57歳になります。

質問: 常にいつもわかっておられたということですか。

シュリ・チンモイ: 信心深い家族に生まれ育ちました。そして兄姉たちの歩んだ道を辿ることができたのは幸運なことでした。

記者: この度はご親切にお時間を作ってくださり、本当にありがとうございました。ご活躍をお祈りしています。