マックスと神の会話
「神様、神様の本当の名前は何?」「わたしの本当の名前はマックス。」
「それは僕の名前だよ。僕の名前は神様にあげないよ。」
「じゃあ私はどの名前だったらいいのかな。」
「神様の名前は『水』がいい。」
「水か! いい名前だ。じゃあこれから私のことを水って呼んで。そう呼んでくれたら応えるよ。」
「神様、秘密を教えてあげる。ママが教えてくれたんだけど、水のまたの名は『命』っていうんだ。」
「そうか。じゃあマックス、もう一つ私も秘密を教えてあげよう。命のまたの名は『神』だ。」
「その秘密をママに言ってもいい?」
「もちろん。」
「神様、そんなすごい秘密を教えてくれてほんとにありがとう。」
Sri Chinmoy, 子供と神の対話, Agni Press, 1971