コーヒーと熱11

(別府にて)今朝、起きると40.5度の熱だった。やっとの思いで目を開けたが何も見えなかった。そこで皆とランニング・レースに参加する代わりに、24時間営業の飲食店に行き、コーヒーと卵を注文した。メニューは日本語で書かれていたが、全品写真つきだったので、注文したいものを指差せばよかった。

するとヴィジャリが入ってきたので、長いことしゃべった。彼女が瞑想講座をしに行っているカリブ海のトリニダードやトバゴや他の国の話だ。

ホテルに歩いて戻る途中、またすべてが真っ白になった。熱と痛みで死にそうで、ものを見るのが一苦労だった。

アスピレーションの木を登るのは非常に大変なことだが、熱の木には簡単に登れる。アスピレーションの炎の木は登るのが大変だ。熱の火の木は簡単だ。


TCE 18. 1985年12月24日

From:Sri Chinmoy,私の紅茶とコーヒー体験談, Agni Press, 2009
https://ja.srichinmoylibrary.com/tce より転用