無垢な子イエスは世の暗闇をその頭に取り込み、光となった。愛の息子イエスは世の苦しみをその心に取り込み、慈悲となった。全知の父イエスは世の罪をその体に取り込み、救済となった。それからイエスは人としての自分〜苦悩する頭、裏切られた心、壊れた身体〜を神の足元に置いた。そして神としての自分〜輝く光、流れる慈悲、世界の救済〜を人の足元に置いた。
イエスは十字架、つまり神の現れであり人の光明だった。イエスは張りつけ、つまり神の自己充足であり人の自己発見であった。イエスは昇天、つまり神の慈悲の愛であり、人の完成の夜明けだった。
この戯曲では、至高の神と分かち難く一体となった魂の師(スピリチュアル・マスター)が、インド最高の精神的洞察の視点からベツレヘムの光を現している。イエスの人生の意味と重要性に、深遠な美と洞察でシュリ・チンモイは独特の解釈を提示している。From:Sri Chinmoy,神の子 イエス・キリスト, Sky Publishers, New York, 1973
https://ja.srichinmoylibrary.com/son より転用