主催者がスピーカーでアバリタの名を呼び、表彰式に出てくださいとお願いしていた。アバリタは天から真っ逆さまにでも落ちてきたようだった! スタジアムの中央に行って表彰するなんてできっこない。円盤投げの事は何も知らないし、自分は偉いなどとは思っていないのだから。しかし主催者側は「あなたは偉い方です。」と言う。
表彰式では3、4人の女子選手が並び、役員がメダルを一人一人の首にかけていた。勝者は皆アバリタの3、4倍もある巨体だった。テジヤンやビーマ位大きかった。全く別世界の存在。アバリタは緊張していたが、偉い人になってしまったので、出て行って表彰しなければならなかった。From:Sri Chinmoy,挨拶(1〜4), Agni Press, 1981
https://ja.srichinmoylibrary.com/slt_1 より転用