7時15分前ぐらいになると、ローマ法王が小さな車に乗って到着した。通路を車で進みつつ、車中から人々を祝福していた。そして車から出てこられ、玉座に向かって歩きつつ、ある人を祝福しては次の人と握手をし、また他の人の肩を軽くたたいたり、という風にいろいろなことをされていた。家族に挨拶して回っている愛情一杯のおじいさんのようだった。
特別なユニフォームを着たアフリカの歌い手のグループがいた。時々歌ったかと思うと今度は顔や頭を手のひらで叩いたりしていた。それもパフォーマンスの一部だった。ローマ法王はそのパフォーマンスに非常に満足され、ずっと拍手をし続けていた。From:Sri Chinmoy,挨拶(1〜4), Agni Press, 1981
https://ja.srichinmoylibrary.com/slt_1 より転用