質問: 一度瞑想中に、内側にも外側にもいない、という経験をしました。固体性がなかったのです。何も形がなく実在するものもなく、現実味もありませんでした。自分がどこにいたのか何が起こっていたのかわかりませんでした。
シュリ・チンモイ: これは良い経験です。あなたは内側にも外側にもいなかった。ではどこにいたのでしょうか。内側にいないとはつまり自分の最高の現実の内側にはいない、ということです。そして外側にいないとは、外に向かっていくエネルギーの中にいない、ということです。内側には「純粋」のメッセージがあり、外側には「美」のメッセージがあります。あなたは内側の本当に奥深くまで入ってはいないのです。そこは純粋が大きくそびえるところです。また同時に、あなたは外側の本当に奥深くにも入っていないのです。そこは美が体現された場所です。内側が純粋になると外側が美になります。
さてこれは真実を経験する一つの方法です。しかしこの真実を経験するもう一つの方法は、不完全な外的世界と、完全な内的世界を手に持ち立っていると感じることです。あなたは人生で外的世界と内的世界をつなぐ橋です。そこであなたは外的世界でもないし内的世界でもありません。内的世界が体現されるように、内的世界を外的世界に持ってきます。そして外的世界が悟れるように、外的世界を内的世界に持っていきます。
From:Sri Chinmoy,瞑想:神が話し、私が聞く part 2, Sri Chinmoy Lighthouse, 1974
https://ja.srichinmoylibrary.com/mgs_2 より転用