初版編者はしがき

世の神秘家たちが高い光明と法悦の境地に達するため常に瞑想を実践してきたのは、真実の探求者(シーカー)なら周知のことである。精神の高みを熱望する者にとって、瞑想は不可欠だ。それ自体が道だと言っていい。瞑想はただの規律や技術ではない。精神的意識の宇宙に絶えず広がり続ける経験だ。しかし瞑想が連れて行ってくれる高みに登るには、今いる地上から一歩一歩上に向かって歩を進め始める必要がある。 本書ではシュリ・チンモイが瞑想の初心者からの質問に答え、瞑想法を基本的に教示している。著者はまた、全包括する自らの内的ビジョンに基づいて、それぞれのシーカーが瞑想中にする多くの鮮明な経験について解説している。

From:Sri Chinmoy,瞑想:神が話し、私が聞く, part 1, Vishma Press, 1974
https://ja.srichinmoylibrary.com/mgs_1 より転用