私たちに必要なのは変革です。今あるがままの世の中を受け入れます。受け入れなければ変革する事はできません。陶芸家が土の塊に触れなかったら壺にしていくことはできません。周りの世の中は完璧ではありません。そして私達自身もまた完璧ではありません。完全に完璧にはまだなっていませんが、瞑想を通して完成していきたいと思っています。自分のかけがえのない手足である兄弟姉妹の皆を捨て去ることができるでしょうか。自分の腕を捨てることはできません。同じように魂から献身的に瞑想する時、人類を自分自身のものとして受け入れなければなりません。
今人類の状態は完成からは程遠いところにあります。しかし私たち自身も人類の一員なのです。ですから自分と共に人類を携えて行かねばなりません。他の人より一歩進んだところにいて、皆にインスピレーションを与える立場にあるなら、それは後に続く人たちの内なる神性に奉仕する機会に恵まれたということです。人類の中の神性へ献身することで、この世の様相を変革しなければなりません。瞑想は逃避ではありません。瞑想とは人生全体を受け入れることです。この世で神聖な真実を最高に体現するため変革する、という思いを持ちながら。From:Sri Chinmoy,瞑想:神が話し、私が聞く, part 1, Vishma Press, 1974
https://ja.srichinmoylibrary.com/mgs_1 より転用