質問: グルがリフティングをされる時、私たちの無知を持ち上げているのですか。

シュリ・チンモイ: リフティング中に貴方達とひとつになったら、確実に皆の無知を持ち上げています。そして貴方達も私とひとつになるなら、皆の無知を確かに持ち上げています。そうでない場合、リフティング中は、最愛のスープリームが私自身の無知を持ち上げてくれます。

質問: 私たちの無知は金属のウェイトと同じ位重いのですか?

シュリ・チンモイ: そうですね、無知の持つ重さに比べたら金属のウェイトなんて何でもありません。嫉妬心や不安感を克服する方が、7,000ポンド(約3,175キロ)をリフティングするよりはるかにもっと難しいことです。

練習、練習、練習です! いつの日か神の恩寵が下りてきます。重いウェイトを持ち上げる練習をしばらくすると、最終的には持ち上げることができます。しかし自信のなさ、嫉妬心、不純、不完全、疑いなどを持ち上げるのには一生かかります。

疑いの一つ一つは、たとえそれがほんの僅かであっても、いわゆる金属のウェイトより果てしなく重いものです。重いウェイトが持ち上げられなくても特に大事なものを失う事はありません。無知は疑い、猜疑心、不安感、自信のなさ、嫉妬心などを包含していますが、克服できなければ真の負け犬になります。そしてこういうものはこれ以上ない程重いのです。

From:Sri Chinmoy,シュリ・チンモイとの対話, Agni Press, 2007
https://ja.srichinmoylibrary.com/csc より転用