熱意は眠っていることもあるし、ダイナミックで進歩的なこともあります。残念なことに、皆さんには熱意が欠けています。どの国にも良い資質と悪い資質があります。ただ、悪い資質の話をしたからといって、がっかりする必要はありません。それどころかこれを機会に自分の内的強さを全て振り絞り、愛する国々のため、そして世界全体のために何かをしようと思うべきです。一体感はあります。皆さんの一体感の心を見ることも感じることもできます。そして今必要なのはダイナミックな熱意です。ですからダイナミックな熱意を前面に持ってきて世界の他の地域にインスピレーションを与え、世界の他の国々のためにアスピレーションを持つようにしてみてください。
愛や、他の良い資質があったら、それを広げないといけません。そのために必要なのは熱意です。毎日熱意を呼び起こさないといけません。
熱意が(今)ないからといって、明日も熱意を育んだり発達させることができないということはありません。ただ弟子の中には、何ヶ月間も限りない熱意で魂とハートに栄養を与えてきたのに、その後その同じ弟子がハートと魂を枯渇させてしまう場合があります! スープリームを体現するため本当に一生懸命働き、その後がっかりして挫けてしまい、熱意が折れてしまうのです。その後再び熱意を生き返らせるまでに時間がかかります。
また他の弟子は、レクチャーをする時ものすごい熱意を持って話し始め、最高速度で走ります。そしてがっかりしても完全には熱意を失ってしまいません。ただゆっくり、非常にゆっくりと進むのです。ジェット機のスピードから、インドの荷車のスピード位にまで落ちます。しかし諦める事は決してありません。希望を保っています。諦めないこの弟子たちには本当に感謝しています。
すべてのことに相応しい時がありますが、私たちにできることは、諦めないことです。マニフェステーションを荷車のスピードで行ったとしてもいい、ただ諦めてはいけないのです。新しい小さなセンターが早く走れる日がどの時点でやってくるのか、誰にもわかりません。それぞれのセンターには一人しっかりとした人がいればいいのです。一人が自分を捧げダイナミックであれば、そのセンターは非常に強くあることが可能です。このようなセンターは何箇所かあります。一人がセンターを生かしているのです。
何年も前に起こった話を一つしましょう。インド領事館で私に最初に仕事をくれた上司はメロトラさんと言いました。私には学位がなかったのに、仕事をくれたのです。後でアルゼンチンのインド大使になられました。その時娘のアパルナさんがある弟子ととても仲良くなりました。彼女はアルゼンチンで唯一の弟子です。何年も何年もグルの光を体現しようと熱意を保ってきました。センターには他にメンバーが増えませんが、決して決して諦めた事はありません。
メロトラさんがこの弟子に会われたとき「アルゼンチンではもう他の弟子は要りませんね! 一人で充分ですよ。なんて献身的なお弟子さんなのでしょう。」と言われました。弟子が褒められた時は、決してそれを忘れる事はありません。From:Sri Chinmoy,シュリ・チンモイとの対話, Agni Press, 2007
https://ja.srichinmoylibrary.com/csc より転用