もし神が無限の恵みから慈悲を下さるなら、できないことは何もありません。私は一滴です。しかし海に入った瞬間に海になります。同じように私の限界ある意志、有限の能力は無に等しいものですが、神の無限の意思と同化した瞬間に、本当に多くを成し遂げることができます。そうでなければ、この年になってこんなに重いウェイトリフティングをしようなどと考えつくこともないでしょう。誰よりも自分が疑ってかかるだろうと思います。ただ、自分がしたのではないとわかっています。自分がしたのでは無いのです。誰がしたのでしょうか。私のインナーパイロットである神です。神は無限で永遠で不滅ですから、このようなことをするのは本当に簡単です。ですからすべてにおいて、100パーセント神のおかげです。自分に何ができるかわかっています。何もできません。これまで詩を何千首と書いてきました。曲も何千曲と作りましたし、絵も何千枚と描いてきました。このようなことができたのは絶え間ない神の無条件の恩寵があったからだと承知しています。私にその価値はありません。自分より遥かに才能のある人はたくさんいます。しかし神はその無限の慈愛から私を選んでくださったのです。
ボディービルディングとウェイトリフティング界の、チャンピオン達の上腕二頭筋と三頭筋を見てごらんなさい。なんて巨大なことでしょう! しかしリフティングでその人達は最高の力、至高のパワーを呼び起こしてはいないかもしれません。From:Sri Chinmoy,シュリ・チンモイとの対話, Agni Press, 2007
https://ja.srichinmoylibrary.com/csc より転用